作者:桜庭一樹
イラスト:むー
デザイン:菊地博徳
発行:富士見書房
富士見ミステリー文庫は時々ミステリーなのか謎なときがあると思う。
A Lollypop or A Bullet.
直訳すれば飴か弾丸か。
この場合は砂糖菓子か実弾か。でしょうかね?
事前知識を一切入れなかったせいでしょうか?
イラストの感じのせいでしょうか?
予想に反し、
かなり切ないです、黒いです。
なんか過剰な様に見えるけどリアリティというか、凄くて。
まぁ薄くて読みやすいとかそういう意味でなら別として。
内容はホントライトじゃないです。
だれだ、ライトノベルで出そうとした奴。
文字数だけで言えば量はそんなにないんです。
比較的イラストも多いように思いますし。
それでいても印象に残るシーンっていうのが多いなぁ。と。
ストックホルム症候群とか、そうやって少しずつ分かるにつれて段々悲しくなる。
自分が不幸だって思ってたのに、知って行くにつれて、もっと不幸だと分かる。
そうしてそうやって分かっていったものがひとつに集約し出して、ラスト。
重いかもしれないけど考えないと。
考えるだけじゃ足りなくて、動かないと。
”現代社会の歪み”だけど現代なんて関係ないよ。
とまあ似た発言もあることですし。
特に印象だったというのを上げればそこかなと。
ああ、でも。
僅かでも救いが欲しかった。
こんな事があっても、メディアは騒ぐだけ。
しかも他人のこと、みたいな感じに。
優しさが有ったことを救いとはいうのかな?
このあとの人生は幸せなのか?
まぁ、そんな書かれていないこと以上に語るべき点は有るのでしょうが。
というか語るべきであると、思うのですが。
まぁ、本の感想としては、何か考える作品と言うことで。
最後に。
子供は世界と戦えない。
この言葉が非常に印象的であった。
ただ…悔しい。
9/10
誰かに読んでもらいたい。
この気持ちだけなら今まで読んだ小説のどれよりも強いかもしれない。
ただ楽しむ小説としてはこんな感じで。
テーマ性が強いと自分で言いたいことも言えない私。
もっと話すべき点が有ると思うのに。
でもまぁ、自分の感想から思った意見は押しつけたくない。
どうか、本当に、読んでみては如何だろうか?
…また良く解らない文章に…
2006年02月28日
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